REIT(不動産投資信託)ETF


ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」では、株式ポートフォリオの50%は世界株式インデックスファンド(米国株30%、非米国株20%)で運用し、残りの50%はリターン補完戦略として、高配当株戦略、グローバル戦略、セクター戦略、バリュー戦略に各10~15%配分することを推奨しています。
 (過去記事:ジェレミー・シーゲル教授の推奨ポートフォリオ

このうち、高配当戦略にはREIT(不動産投資信託)も含まれています。REITは不動産を購入・管理する投資法人で、純利益の90%を配当として還元することを条件に法人税を免除されており、配当利回りが高いです。「株式投資の未来」では、「株式ポートフォリオの分散を十分にしたい場合はREITを組み入れるのが正解だ」と書かれています。

「わたしのインデックス」によると、過去20年、過去15年では米国REIT(ダウ・ジョーンズ 米国不動産インデックス、MSCI US REITインデックス)はS&P500よりも高リターンでした。
配当金生活が目標の私にとって、高配当・高リターンの米国REITは魅力的です。個別銘柄を選ぶのは面倒なので、米国ETFに投資する場合はETFにするつもりです。

SBI証券で購入できるREITのETFは以下の2銘柄で、経費率が最も安いVNQ(バンガードREIT ETF)は取り扱っていないようです。


経費率配当利回り銘柄数インデックス
IYR
(iシェアーズ 米国不動産 ETF)
0.44%4.10%126ダウ・ジョーンズ
米国不動産指数
RWR
(SPDR ダウ ジョーンズ REIT ETF)
0.25%4.00%105ダウ・ジョーンズ
U.S.セレクトREIT指数
VNQ
(バンガードREIT ETF)※取り扱いなし
0.12%4.41%157MSCI US REIT
インデックス

トータルリターンを比較すると、VNQ>RWR>VNQでした。
※VNQのデータは「わたしのインデックス」になかったので、全部モーニングスターのデータを使いました。先ほどは円換算のリターンでしたが、これはドル建てのリターンです。 
純資産額はIYRが48億ドル、RWRが31億ドルに対して、VNQは629億ドルと大きいです。純資産額が大きいほど経費率は下げやすいので、この点からもVNQのほうが有利だと思います。

経費率や配当利回り、過去のリターンから考えるとVNQが一番魅力的ですが、国内のネット証券会社では購入できないのが残念です。REIT ETFの購入は当面保留にしておいて、 その間にVNQが国内で購入可能になることを祈ります。


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